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環境とグリーン IT

環境

環境戦略

シマンテックは、誰もが依存する天然資源を節約することによって環境フットプリントを最小化することが、重要な使命であると考えています。 シマンテックでは、当社のパフォーマンスの基準となる適用可能なすべての環境に関する法規制への準拠を考慮し、エネルギー、水、資材の消費を削減する革新的な方法を常に模索しています。 シマンテックの環境戦略には、次に示す 4 つの重要な要素があります。

  • グリーンIT (グリーンデータセンターを含む): シマンテックは、シマンテッククライアントとシマンテック所有のデータセンターのエネルギー消費を最小化し、パフォーマンスを最適化するためのプラクティスを確立しました。 シマンテックのソリューションは、特にサーバー仮想化とストレージ統合を促進し、必要なハードウェアとエネルギーの削減に役立ちます。
  • 資源の節約:シマンテックが目指すのは、エネルギーや資材を節約し、事業所ごとに廃棄物を最小化することです。
  • 責任あるソフトウェアパッケージング:シマンテックは、パッケージデザインと製造に「削減、再利用、リサイクル」の概念を導入し、シマンテックソフトウェア製品の大部分を電子的に配信することで資材とエネルギーを節約しています。
  • 交通機関:シマンテックは、従業員の通勤と出張の削減に努めることによって温室効果ガスの排出量を削減します。

Symantec’s Environmental Policy (英語) を参照してください。環境問題に関するシマンテックの戦略的優先事項と概観が示されています。


ポッドキャスト (英語) をお聞きください。シマンテックの環境イニシアチブについて、シマンテックの企業責任担当ディレクター、Cecily Joseph が説明しています。


ポッドキャスト (英語) をお聞きください。より環境に優しい責任ある方法で業務を行うために IT 組織が採用しているプラクティスおよびポリシーについて、シマンテックグローバルソリューション担当副社長 Jose Iglesias が説明します。


シマンテックでは、現在の環境イニシアチブに取り組みつつ、新しい環境イニシアティブを展開し、従業員がシマンテックの成功にどう貢献できるかを従業員に知らせることに力を入れています。 シマンテックでは 2008 年の初頭に「It’s the right thing to do (正しい行動)」認知キャンペーンを開始し、四半期ごとのニュースレター Global Green News (英語) を全従業員に送付しました。また、シマンテックのイントラネットサイト「Green is the color of confidence (グリーンは信頼の色)」を立ち上げ、シマンテックが企業環境への取り組みをどう実施するかに関する資料と情報を従業員に提供します。


グリーンチーム

グリーンチームによって、従業員は、シマンテックが環境フットプリントを最小化する方法を特定するために働きます。 グリーンチームは、企業責任およびグローバルファシリティマネジメントと協力して資材を削減し、再利用し、リサイクルする方法を見つけます。 グリーンチームの正式な使命は、「シマンテックの環境プラットフォームをサポートし、認識を高め、二酸化炭素排出量の大幅な削減につながる環境に配慮した責任あるプラクティスを特定し、実施すること」です。


グリーンチームのメンバーは、従業員を教育し、その個人的な行動を変えさせるように努めます。 また、ファシリティおよび IT チームがビル、データセンター、その他の施設を物理的に変更する機会を特定することで、エネルギーや水を節約し、廃棄物を削減します。


シマンテックのグリーンチームは地域ごとに管理され、運営されます。 例として、この数カ月の進展を次に示します。

  • 世界中のチームが、自社ビルでチームのリサイクルプログラムを強化し、賃貸ビルでのプログラムの開始を要請しました。一部の事業所では、両面印刷の導入と紙の使用量削減に関する従業員教育により、紙の使用量を最大 50% 削減しました。
  • Roseville にあるシマンテックの施設では、照明を消すための運動センサーを設置し、節水通気装置を設置し、現在はルーフトップエアコンを夜間に停止しています。
  • ダブリンの ISO 14000 認定ビルに勤務するチームは、ゴミとリサイクル資材の比率を広範囲で測定し (廃棄物の 77% をリサイクル)、すべての休憩所やカフェにコンポストを導入しています。 ダブリンでは、通勤に自転車を導入し、地域のコミュニティの自動車排出ガス削減に貢献しています。
  • 北京のグリーンチームは、「Living Green, Green Office, and Green Society (グリーンライフ、グリーンオフィス、グリーンソサイエティ)」というプログラムを作成しました。 環境への影響に関する従業員教育の一助としてグリーンライフに関する講演を行い、そこで地域の上級経営陣のコメントを添えた「グリーンライフ」のパンフレットを配布して従業員に個人として可能な対応に関するガイドラインを示しました。

シマンテックには、現在 16 カ国のオフィスを代表する 26 のグリーンチームがあります。

「グリーン IT」は、コンピュータハードウェア、ソフトウェア、施設、および計画に、エネルギー節約や電子廃棄物削減などの環境上有益な機能を組み込もうとする取り組みを定義する広義の用語です。 グリーン IT によって企業はエネルギー、資材、人材をより効率的に利用してコンピュータシステムを稼働できるため、コストを節約でき、クリーンで健全な環境に貢献することができます。


グリーン IT は「グリーンデータセンター」の概念を包含します。 データセンターは、今日のコンピューティングの重要なハブとなります。 このように重要な情報を格納する数百または数千のサーバーを配置した大規模な施設には、設備に電力を供給し、温度、セキュリティ、バックアップ制御を厳格に管理するために莫大なエネルギーが必要になります。 グリーンデータセンターでは、エネルギー消費、排出ガス、有毒または有害な化学物質の利用が削減されます。


シマンテックは、クラスタリング (マシンを最小の台数に統合)、ストレージ階層化 (必要な場合にのみ高エネルギー、高パフォーマンスの設備を使用)、データ重複排除 (同じデータの保存済みのバージョンを排除) などの技術を利用したプラクティスとソフトウェアツールを開発して、データストレージに対する総合的なニーズを抑えてきました。 シマンテックを含む企業は、データセンターを統合し、場合によっては閉鎖することで、エネルギーを節約し、温室効果ガスの排出を抑え、IT と不動産のコストを節減することができます。


グリーンデータセンターの活動
シマンテックの IT 部門は、2009 会計年度に、拡張と統合、仮想化、およびプロセス、ソフトウェア、ハードウェアの標準化によって世界中のすべてのシマンテックデータセンターの効率を向上し続けてきました。 結果は顕著でした。シマンテックでは、シマンテック製品を使用した IT 運用効率により、2008 年に比べて 160 万ドルを超える電気料金が節約できました。


以下は、個々の活動になります。

  • 3 カ所のデータセンターの IT 統合 (米国のコロケーションセンター 2 カ所と米国のマネージドサービスプロバイダ 1 カ所) により、45 のデバイスを廃棄しました。 2 つのデバイスのみ中央データセンターに移動しました。
  • Symantec AntiVirus と Symantec Client Security のフットプリントを世界中の 13 台のサーバーから中央に配置された 3 台に縮小し、結果としてサポート要員も 6 人のグローバル管理者からローカル管理者 2 人に削減しました。
  • IT チームは、シマンテックのストレージ管理ツール「Command Central for Storage」と「Storage Foundation」を使用したストレージ統合計画の 42% を完了し、結果として 11 のモジュール型ストレージアレイを削減し、22 のキャビネットに相当する物理スペースを解放しました。 シマンテックでは、ドライブのスピンドル数を 3,089 から 667 に減らすことで、ターゲットアレイに必要なスペースと電力は 78% 削減されると予想しています。 さらに 58 のストレージアレイを統合することで、100 以上のキャビネットに相当するスペースと電力が解放される見込みです。
  • アリゾナ州のデータセンターは、米国環境保護庁 (U.S. Environmental Protection Agency) 主導の ENERGY STAR Data Center Infrastructure Rating Development Program に参加しています。 このセンターでは、冷却水の供給温度を 5 度上げ、室温を高くして環境を冷却するためのエネルギー消費を抑えています。
  • 2009 会計年度に、アリゾナ州の新しい 20,000 平方フィート (1,858 平方メートル) のデータセンター拡張に備えて、IT チームは今後のサービスの提供とシマンテックのネットワーク設計によってこうした目標をどうサポートできるかに焦点を合わせて検討しました。 このプロセスの 1 つの結果として、拡張されたデータセンターは 2009 年 7 月に U.S. Green Building Council (US GBC: 米国グリーンビルディング協会) から LEED ゴールド認定を取得しました。

シマンテックでは、お客様のデータセンターの運用を無料で分析し、エネルギーの節約と効率向上のための完備された Symantec、Altiris および Veritas ソフトウェア製品スイートを提供し、シマンテックのお客様が同様の成果を上げるのをお手伝いします。 これらのサービスについて詳しくは、シマンテックの Green IT Solution Factsheet (英語) を参照してください。


シマンテックのグリーンデータセンターソリューションについて詳しくは、Green IT Web サイト を参照してください。


グリーン IT レポート
2009 年 5 月に発表された本年度の年間グリーン IT レポートでは、事実上調査したすべての企業でグリーン戦略について議論しているとの回答があり、シマンテックはグリーン IT が本格化したことを確認しました。この調査から、グリーン予算が増大し、IT 担当はエネルギー効率の良い製品に対して積極的に割増料金を支払う意志があることもわかりました。 以下は、レポートの概要です。

  • 調査に回答した企業の 97% が少なくともグリーン IT 戦略について議論したと回答し、45% がすでにグリーン IT イニシアチブを導入していました。
  • 意思決定の重要な要因 (コストと効率に関するメリット以外) は、電力消費の削減 (90%)、冷房費の削減 (87%)、「グリーン」でなければならないという企業へのプレッシャー (86%) が挙げられています。
  • 回答した企業の 83% は現在データセンターの消費電力に関して負担するかまたはクロスチャージされており、これらのリソースの最終的な消費者には可視性と説明責任が必要とされています。
  • 回答した企業の 73% が翌 12 カ月のグリーン IT 予算の増大を見込んでおり、19% は 10% を超える増大を予想しています。
  • 回答企業の 3 分の 2 はエネルギー効率の良い製品に対して少なくとも 10% 以上高い価格を支払う意志があり、41% は 20% 以上でも構わないと答えています。

詳しくは、Green IT Report (英語) を参照してください。


グリーン IT 組織のメンバー

シマンテックは、グリーン IT の標準とプラクティスの推進に努める組織や協会に参加しています。特に重要なものを以下に示します。


Green Grid (グリーン・グリッド) (英語)。世界中のデータセンター全体の電力消費を削減しようとする IT 企業と IT プロフェッショナルで構成されるコンソーシアムです。 この組織は、世界中のデータセンターのエネルギー効率に関するパフォーマンスを向上させるために、有意義でプラットホームから独立した標準、測定方法、プロセス、新しい技術を開発するために設立されました。 シマンテック IT は、Green Grid の Technical Committee (技術委員会) で指導的立場を果たしています。


2009 年 3 月に、シマンテック IT チームは日本政府が要求した一連の会議の初回に Green Grid を代表して出席しました。 Green Grid、米国政府、欧州委員会共同研究センター (JRC: European Commission Joint Research Centre)、日本の グリーンIT推進協議会(GIPC: Green IT Promotional Council)、日本の経済産業省、社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA: Japan Electronics and Information Technology Industries Association) の代表がワシントン特別区に集まり、エネルギー効率を高めるための世界的な戦略について議論しました。 各組織でデータセンターのエネルギー効率を高めるために正式に採用できる一連の基準と指標の実現を目的として、結論とベストプラクティスを共有しました。


Storage Networking Industry Association (SNIA) (英語)。ストレージとストレージネットワーキングの標準、加えて IT コミュニティを支援する技術と教育サービスの開発と推進に尽力するコンピュータ業界のコンソーシアムです。 2007 年に、SNIA はストレージの「グリーン」標準に取り組むための 2 つの新しいグループを作成しました。 Green Storage Technical Work Group は、ストレージの電力消費の測定し、管理するための標準を作成するロードマップを確立しました。


Climate Savers Computing Initiative (クライメートセイバーズコンピュー ティングイニシアチブ) (英語)。エネルギー効率の良い PC を製造または購入しようとする企業、広義には電力管理技術を配備する企業をメンバーとする組織です。 この重要な取り組みへのサポートを公に宣言することによって、企業は自社の IT「グリーン化」への取り組みをアピールします。 シマンテックはこの組織のメンバーであり、スポンサーでもあります。

気候変動問題への対処

シマンテックのビル、データセンター、および研究ラボのエネルギー消費に関連する排出ガスは、シマンテックの温室効果ガス放出の大部分です。 シマンテックでは、グリーン IT の実施とその他の節約および効率に関するソリューションの配備により、企業全体で温室効果ガスの放出を削減するための新しい方法に注目しています。


シマンテックは、恐らく、気候変動規制が採用されることにより、世界各地でさまざまな範囲にわたり影響を受けることになります。 シマンテックは、カリフォルニアやヨーロッパの各地を含めて、すでに気候変動規制に準拠する用語、要件、ガイドラインの導入を開始している地域で事業を運営しています。 シマンテックは、近い将来、企業が気候変動に関連する新しい規制に準拠しなくてはならなくなると予想しています。


新しい規制は、世界中の規制を確認し準拠するプロセスを通して、シマンテックが評価することになるリスクと機会の両方を提示しています。 シマンテックでは、特に環境管理、二酸化炭素排出量削減、エネルギー効率に関する規制に注目しています。


シマンテックは、業務によって排出される温室効果ガスのリスクを管理し、費用対効果が高い緩和策を見出すために、2009 年、U.S. Environmental Protection Agency (EPA: 米国環境保護局) の Climate Leaders プログラムに参加しました。 シマンテックでは、Climate Leaders プログラムを通じて下記の事項に取り組みます。1) 6 つの主要な温室効果ガスに関する企業規模の温室効果ガスインベントリを作成し、詳細な EPA プロトコルおよびガイダンスに基づいて進捗を年次で報告する。2) 詳細な EPA チェックリストに基づいて企業の温室効果ガスインベントリ管理計画を作成し、インベントリプロセスを制度化する。3) 向こう 5 年から 10 年で達成する企業全体での積極的な温室効果ガス排出量削減目標を設定する。


シマンテックは、2009 年により多くのデータを収集し、温室効果ガスプロトコル「Indirect CO2 Emissions from Purchased Electricity (購入電力による間接的 CO2 排出量)」* に基づく国ごとに固有の排出係数を使用して、シマンテックのスコープ 2 の排出量を定量化しました。 シマンテックでは、今後、EPA に協力するパートナーがその温室効果ガス排出量をどう説明し、どう報告するかを定義する Climate Leaders GHG インベントリガイダンス (Inventory Guidance) を使用してシマンテックの企業規模の排出量を算出します。 このガイダンスは、World Resources Institute (WRI: 世界資源研究所) と World Business Council for Sustainable Development (WBCSD: 持続可能な開発のための世界経済人会議) が開発した既存の GHG Protocol Corporate Accounting and Reporting Standard に基づいています。


*2008 年 3 月第 3 版、eGRID が定義する配電網サブリージョンに関連して WRI が作成。


世界の総排出量 (CO2e トン数) 2009 会計年度 2008 会計年度
スコープ 2 と 3 の排出量 208,600 218,755

シマンテックのポートフォリオにはオンサイトでのエネルギー生成またはその他の産業活動を含めていないため、シマンテックは現時点でスコープ 1 の排出量については報告しておりません。


シマンテックでは、2008 年 5 月に、2012 会計年度末までにシマンテックの排出量を自社の土地面積の平方フィートあたりのポンド数で表した 2008 会計年度の基準から 15% 削減するという目標を設定しました。 全体的に、2008 年から 2009 年までにシマンテックの CO2 排出量を 8% 削減しました。これはシマンテックの目標を達成するための大幅な前進です。


シマンテックの二酸化炭素排出量の詳細については、Carbon Disclosure Project (英語) へのシマンテックの回答を参照してください。

  2009 会計年度 2008 会計年度
エネルギー消費量 (MWh)
総エネルギー消費量 261,912 262,428
温室効果ガス排出量 (CO2e 千トンあたり)
総排出量 163 166
航空機移動による温室効果ガス排出量 (CO2e 千トンあたり)
  45 53

2009 会計年度に関して提示されたデータは、温室効果ガスプロトコルと関係国の排出係数を使用して計算されています。 2008 会計年度に関して提示されたデータは、追加で収集されたデータに基づく改訂、温室効果ガスプロトコルと関係国の排出係数を使用した計算を使用して更新されています。


カリフォルニアにあるシマンテックの本社とその周辺の環境への影響を制限するために、シマンテックは 2006 年 5 月にSustainable Silicon Valley's (SSV) Carbon Dioxide Emissions Reduction Initiative (英語) に参加しました。 シマンテックでは、CO2 排出量を本社施設で 2010 年までに 2007 会計年度比 10% 減を約束しました。 シマンテックでは、2008 会計年度半ばにこの目標を上回り、カリフォルニア州 Sunnyvale のデータセンターをアリゾナ州にあるより大規模で環境に優しい効率的なシマンテックデータセンターに統合することで、18% 以上の削減を達成しました。 シマンテックでは、引き続き環境プロジェクトを実施し、シリコンバレー地域の 2009 会計年度の CO2 排出量をさらに削減し、地域全体で 20% 削減という SSV が掲げる目標にさらに貢献します。


国家規模では、シマンテックは 2009 年 3 月に Business for Innovative Climate and Energy Policy (BICEP) グループのメンバーになりました。 BICEP は、米国議会に対して、米国の電力の 20% を 2020 年までに風力、太陽光などの再生可能資源から生成するように求める米国 Renewable Portfolio Standard (RPS: 再生可能エネルギーポートフォリオ標準) の採用を要請しています。 このグループの基本方針には、温室効果ガス排出量の削減、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの促進、環境関連職雇用の推進、新しい石炭火力発電所を二酸化炭素を回収し貯留するタイプに制限することがあります。 BICEP とメンバーの企業は、議会のメンバーと直接連携してこうした方針に見合う法的措置を求めています。  詳しくは、BICEP (英語) を参照してください。

エネルギー効率を高める

シマンテックでは、シマンテックのデータセンターと研究開発ラボのエネルギー効率を高める新しい方法に常に注目しています。 また、シマンテックでは IT 顧客に対しても、顧客の施設でエネルギー削減に役立つ措置を提案しています。 今まで成功した措置としては、シマンテックのすべてのワークステーションへのカスタム電力プロファイルツールの展開があります。 このツールは、アイドル状態が 4 時間続くとコンピュータを自動的にスタンバイモードにします。


さらに、シマンテックでは自社施設の ENERGY STAR 認定を目指しています。 ENERGY STAR 認定を取得した商業ビルでは、一般的な同等のビルよりエネルギー消費が平均で 35% 、CO2排出量が 3 分の 1 削減されています。オレゴン州スプリングフィールドにあるシマンテックのビルは、2007 年と 2008 年に ENERGY STAR 認定を取得しました。 ENERGY STAR は米国を基準とするプログラムですが、シマンテックでは世界中のすべてのシマンテック事業所にこの標準の要件を適用しています。 同様の事業所として、クパティーノ、Mountain View、Whisman、 Culver City (カリフォルニア州)、Tucson (アリゾナ州)、Roseville (ミネソタ州)、ダブリン (アイルランド)、Pune (インド)、Green Park (英国) があります。 シマンテックでは、南北アメリカとEMEA 地域にサブメータリングシステムを導入しており、結果については来年報告する予定です。


他にシマンテックがエネルギー消費削減のためにとった措置は次のようなものです。照明システムへの運動センサー節電器の導入。電気、水道、ガス料金の分析と管理 (ピーク時や非効率的な機器の識別)。プログラム可能なサーモスタットの使用。電力消費の少ないコンパクトな蛍光灯の使用。オフィスの設備やトイレのより効率的なモデルとの交換。ENERGY STAR 認定製品の購入と交換。使用しない領域を封鎖して冷暖房を制限。断熱材の取り付け。太陽光の利用。


持続性のある建築プラクティスの採用

シマンテックの環境への直接的な影響の大部分は、シマンテックのビルと施設に関連するエネルギーと資材の消費によるものです。 シマンテックでは、「Landlord Resume」データシート (英語) を作成し、持続可能性へのシマンテックの取り組みについて地主の教育を助け、地主との環境に優しい契約交渉によってグローバルファシリティマネジメントを支援し、新しい場所を探すときにシマンテックの不動産チームに資料を提供し、さらに従業員、他社、公衆を教育します。


環境への影響を最小化する別の方法は、新しいビルの建設に持続可能な建築プラクティスを適用するという企業ポリシーによるものです。 可能な場合は、New Construction (NC: 新規建設) に関する U.S. Green Building Council (USGBC) Leadership in Energy and Environmental Design (LEED) の New Construction (NC) 認定を求めています。


最近完成したシマンテックの新しい Culver City キャンパスは、シマンテックのグリーン建築への取り組みを実証しています。 この事業所は、LEED NC Gold standards に合わせて建築され、2008 年に Gold 認定を取得 (英語) しました。 この事業所は、International Interior Design Association (IIDA: 国際インテリアデザイン協会) 環境対策優秀認定も取得しており、オープンプラン式レイアウトは最新素材とシステムに加え、将来の改築を最小化することによって、コストと建設廃棄物を削減するように設計されています。 以下は、新規建設に期待される節約です。

エネルギー: 年あたり約 523,585 ドルの節約 (電気と天然ガス)。 5 年間で約 2,617,925 ドルの節約 (カリフォルニア州の Title 24 の建築エネルギー基準に合わせて設計された規範事例と比較した場合)。


二酸化炭素: エネルギーの節約によって年あたり約 2,817 トンの二酸化炭素を排除。 5 年間で約 14,085 トンの排除 (エネルギー省のモデルを使用したビルのエネルギー消費予測に基づく)。


水: 年あたり約 1,468,688 ガロンの節約。 5 年間で約 7,343,440 ガロンの節約 (LEED NC 2.2 WE C1 と C3 に基づく)。


建設廃棄物: 廃棄場において約 4,881 トンの建設廃棄物を回避。 廃棄場において建設廃棄物の 83% 近くが回避され、指定された全体の 22% を超える資材がリサイクルされた。

また、シマンテックでは、既存のシマンテック所有のビルを LEED Existing Buildings (EB) プログラムに登録しました。 2009 年 4 月 22 日 (米国のアースデー) 、シマンテックは、オレゴン州スプリングフィールドの事業所がエネルギー、水、廃棄物、大気の管理、交通機関、土地保護、絶滅危機種の保護、天然資源保護におけるベストプラクティスの実施と、ビルのライフサイクルを通じた運用効率の向上について LEED Existing Buildings Operations and Maintenance (EBOM) でゴールド認定を取得したという通知を受けました。 これまでにスプリングフィールドでは次のような成果を上げています。


  • 1 週間あたりのリサイクルが 8 立方ヤード (約 6.12 立方メートル) から 40 立方ヤード (約 30.6 立方メートル) に増加し、廃棄場の廃棄物を回避しました。
  • 拡張空調システムは、より多くの外気をビルに送り込み、将来のエネルギーコスト削減を助けます。
  • スプリンクラーシステムの送水ラインに雨センサーを取り付け、土壌の水分が十分な場合は自動的に水を止めます。
  • このビルには、10 年ごとに伐採できる再生の速い資源である竹のフローリングが 10,000 平方フィート (929.03 平方メートル) あります。
  • ビルで使用する化学物質や洗浄剤は、すべて環境に優しいものです。
  • ビル内の 99% で太陽光を利用でき、照明によるエネルギー消費を削減します。この事業所には、ミシシッピ川の西側で最大の天窓があります。

各施設では、ダブリン、成都、クパティーノ、Mountain View、Tucson、Green Park、Roseville、Whisman、Pune にあるシマンテック所有の事業所でさらに LEED 認定の取得を計画しています。


節水
シマンテックは、世界中の自社事業所と施設のすべてで水の消費量の削減に取り組みます。 以下のプログラムでは、シマンテックが現在追求している領域を取り上げ、同時に各プログラムに参加している世界中のシマンテック事業所の割合を示します。 シマンテックでは、参加率を上げ、節水の取り組みを世界規模で加速するように努めています。


プログラムの領域 世界中の参加事業所の割合
トイレの節水 45%
無水小便器 9%
運動センサーファセット 25%
水効率が良い環境 17%
給水管理 20%
雨水管理 16%

リサイクルによる廃棄物の削減
シマンテックは、原料削減のイニシアチブだけでなくオンサイトでのリサイクルイニシアチブと環境に優しい設備処分も追求し、廃棄物の削減に重点を置いています。


プログラムの領域 - 対応するリサイクルの領域 世界中の参加事業所の割合
机のリサイクル 34%
休憩室 63%
コピー機エリア 66%
会議室 31%
プログラムの領域 - リサイクルされる製品  
71%
アルミ缶 49%
電池 40%
段ボール 61%
携帯電話 50%
電子廃棄物 63%

シマンテック IT は、コスト節約とリサイクルの取り組みとして、廃品とされているがまだ寿命に達していない電子デバイスを通常は保管しています。 プロジェクトやラボに再配備し、再利用することで、新しい機器購入にかかるコストや廃棄物の量も削減されます。 シマンテックは、もう役に立たないと判断されるデバイスの廃棄についてサードパーティの処理会社と契約し、デバイスを環境に優しい方法で廃棄するように求めています。


また、シマンテックは、ベイエリアのシリコンバレーに所在するシマンテック本社近隣の学校にコンピュータと周辺機器を寄付しています。 また、地域の小中高校に数千台のコンピュータを設置した実績を持つ非営利団体の Silicon Valley StRUT (Students Recycling Used Technology) (英語) には、余剰のノートパソコン、デスクトップパソコン、関連のコンポーネントを寄付しました。


StRUT は、学生に中古コンピュータの検査、修理、再生に関する実践的なトレーニングを行っています。再生された機器は学校に寄贈され、環境廃棄物を削減すると同時に、K-12 (幼稚園から 高校 3 年までに相当) の学生に対して技術および高い水準の教育を提供するという StRUT のもう 1 つの使命を果たしています。 シマンテックは、地域のコミュニティのあらゆるレベルで教育の質を向上させるために、引き続き StRUT に協力していく方針です。


シマンテックのダブリン製造工場 (アイルランド) は、Microsoft Authorized Refurbisher (MAR) (英語) プログラムに登録しています。 2007 年 10 月より、シマンテックは、ライセンス供与された Microsoft OS を再生コンピュータにインストールすることで、リサイクルされたコンピュータ機器を正規に再利用する予定です。修理されたコンピュータは、地域の学校のほか、Irish Wheelchair Society (アイルランド車椅子協会) や Dyslexia Association (失読症協会) などの慈善団体に寄贈されています。


環境に配慮した製造
シマンテックが所有する唯一の製造工場はアイルランドのダブリンにあります。 この工場は、シマンテックソフトウェア CD とパッケージの 34% を製造しており、残りはフルフィルメントパートナーである米国 DCL 社 (51%)、シンガポールと中国の Teckwah 社 (15%) で製造されます。 シマンテックのダブリンの環境マネジメントシステム (EMS) は、1994 年から ISO 14001 標準に認定 (英語) されており、環境に関するプロセスは内部監査されます。 環境に関するインシデントと苦情は、詳細な根本原因分析と訂正および予防処理を組み込んだ Global Controlled Actions System で管理されます。 2009 会計年度には、ダブリン工場で環境のインシデント、苦情、違反はありませんでした。


シマンテックのダブリン工場では、工場の EMS の一環として、年間の環境プログラムの目標と対象を設定します。 以下は、ダブリンの 2009 会計年度のイニシアチブと成果です。

  • エネルギーサプライヤーを Airtricity 社に変更しました。 Airtricity 社はエネルギーの 89% を風力から生成しています。
  • オープンプラン領域にインテリジェントな照明を取り付け、年あたり 251,000kWh が節約されました。
  • 100% 再生紙を導入しました。
  • 「機密」書類をリサイクルするプログラムに継続的に参加し、2007 年から 2008 年にかけて合計 246 本の木を伐採から守りました。

シマンテックでは、現在ダブリン工場が LEED 認定を取得できる可能性について評価しています。


下の表に、2004 年から 2008 年までにダブリン工場でリサイクルされた廃棄物の量と廃棄場に送られた廃棄物の量を示します。

責任あるソフトウェアパッケージング

電子製品の配布
シマンテックは、10 年以上前からお客様がソフトウェアを CD で購入するのではなく、直接ダウンロードできるようにしてきました。 現在、シマンテック製品の約 80% が電子的に配信されており、2007 会計年度の 68% 、2006 会計年度の 58% から増加しています。 電子配信によって、ユーザー側に発生する廃棄物と製品の輸送によるシマンテックの二酸化炭素排出量が大幅に削減されます。


製品パッケージ

シマンテックは、ソフトウェアとソフトウェアパッケージの製造プロセスに「削減、再利用、リサイクル」の概念を組み込みました。 コンシューマ製品のパッケージは従来より小さい箱になり、組み立て、製造、保管に必要な資材が削減されます。 新しいパッケージデザインは、すでに南北アメリカの小売店の 70% に配布され、EMEA 地域と APJ 地域にも導入されます。


シマンテックでは、紙をさらに節約するために、北米のすべてのコンシューマパッケージ向けに、10% 再生紙/7% 使用済みの古紙を原料とし、大豆インクを使用しています。 この紙原料は、SFI 認定 (英語) を受けており、適切に管理された森林から供給された信頼できるものです。 シマンテックでは、2009 会計年度に、Norton AntiVirus 米国製品の製品マニュアルを廃止し、結果として 287 本の木に相当する 23,940 ポンド (すなわち 11.97 トン) の紙を節約しました。


また、段ボールのパッケージ、発送用の段ボール箱、トートバッグなどの資材を再利用するプログラムも導入しました。 シマンテックでは、よりクリーンな印刷インクに切り替え、固いプラスチックの CD ケースを柔らかい紙とプラスチックの袋に替えました。


シマンテックでは、改革をさらに進めるために、コンシューマビジネスユニット内に新しい「GoGreen Wiki」を作成しました。 GoGreen Wiki は、地球に優しいパッケージングに関連するシマンテックの取り組みについて従業員に情報を提供し、さらなるプロセスの改善に向けたアイディアを取り込むためのフォーラムを提供しています。 従業員は、GoGreen Wiki を閲覧、質問し、環境への影響を最小限に抑えながらお客様の負担を軽くする製品配布方法について提案するよう奨励されています。

交通機関

シマンテックでは、テレビ会議を使用して世界規模で出張を削減しています。 シマンテックでは、2007 年 9 月に HP Halo Collaboration Studios を世界の数カ所に導入したことで、出張を増やさずにより緊密なコラボレーションが可能になりました。 Halo Studios のテレビ会議は、最先端のビデオ技術とオーディオ技術を使用して、会議出席者の高解像度のビデオイメージと共有ノートブックのイメージおよびオブジェクトを配信します。 シマンテックは、2009 会計年度にHeathrow (フロリダ州) オフィスに Halo Studio を追加導入し、総インストール数は 7 本になりました。 2010 会計年度には最大 10 本の追加を現在計画中です。


シマンテックでは、代替交通機関 (自転車、カープール、公共輸送機関、シマンテックが出資する数カ所のシャトルバスなど) の利用を推進し、 より環境に優しい通勤を支援しています。 シマンテックのグリーンチームは、シマンテックの世界規模の出張に対する取り組みをサポートするローカルなクラブの組織化を支援します。 シマンテックでは、従業員が家庭または代わりのオフィス環境から仕事をするためのプログラムも開始しています。